【イラストメイキング:下描き編】グラフィックデザイナーのイラストメイキング|デザインサポート

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こんにちは、イラレ常人です。

今回は、YouTubeで配信した「オーダー不可避?アニマルデリバリー」で登場した動物をピックアップして、イラストを仕上げていきます。

この記事は「下描き」のみで、次回は「トレース」、次々回は「着色」というように進めていきます。

それでは、さっそく本編にいきましょう。

モチーフの確認

この記事で協力してくれる動物は、こちらです↓

私は下描きはアナログ派です。
実際に手元を映して描いていきます。

イラスト自体が初心者という方にも分かりやすい記事を目指して、できるだけ噛み砕いて解説していくので、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

イラストを描くにも人それぞれでやり方が違ってくるとは思いますが、まずは簡単な形に置き換えて、そこから肉付けして描いていくのが、よくあるやり方です。
この記事でもそのやり方でいきます。

モチーフの実際の画像を確認

最初に、イラストにする対象、つまりウサギの実際の画像を確認します。

完成品がいい加減なものにならないために資料を用意するのは大事なことなので、ここはしっかりとやっておきます。

もし、1枚の画像で情報を把握しきれない場合は、複数の画像で足りない部分を補います

下描き開始

それでは下描きをやっていきます。

図形を描いていく

これから描こうとしているウサギは、だいたい三頭身です。

なので、ウサギのポーズに合わせて頭3つ分のマルを最初に描きます。

ペンの持ち方がすごく変わっているのは気にしないでください。

これが終わったら、次は手や足、耳などの身体のパーツの位置を決めていきます。

パーツも、最初は簡単な形に置き換えて描きます。
耳は三角、手は四角といった感じです。

実際の画像を確認しながら描いていきます。

ここがしっかりできていないとウサギのような何かに仕上がってしまう危険性があります。
はいだしょうこ画伯のスプー(?)は、まさにスプーのような何かのような感じがします。

これでイラストの骨組みができたわけですが、頭の形をもう少しだけ詳しく決めておきます。

実際の画像を確認すると、ウサギの頭の形はまんまるではなく、ドングリを横に倒したような形をしていますよね。

なので、下描きの方もそれに合わせて少し修正します。

肉付けしていく

ここまできたら、イラストに肉付けをしていきます。

身体のパーツの位置は実際の画像でしっかり確認したので、肉付けではイラストをより可愛く見せるためにデフォルメを加えていきます。

イラストは実物と違って如何様にも魅せることができますし、個人的にはそれ(デフォルメ)が特性とも思っています。

私は、デフォルメなどの参考資料として見ているサイトがあります。

それが「ピンタレスト」というサイトです。
この中にはイラストに限らず、世の中の優れたアイディアがたくさん掲載されています

そこで自分の気になるキーワードを検索すると関連した画像や動画がヒットするので、それを参考に自分の作品に取り入れてみます。

今回は「ウサギ」「イラスト」「かわいい」で検索をかけます。

たくさん出てきましたね↓

これらを参考に、イラストに肉付けしていきます。

具体的にどこら辺を参考にするかというと、例えば、毛並みの表現の仕方や手足の描き方、目の形などです。

今回でいうと、何がイラストを可愛く見せているのかを自分で考えて描くと、デフォルメが上達すると思います。

自分で考えるのはダルいという方は、普段の生活で感じている感覚を意識してみるのも良いかもしれません。

ウサギやネコなどの動物をもふりたいという人は、一定数いると思います。

もふりたい動機としては「ふわふわで気持ちいい」とか「ふわふわでかわいい」といった感情があるからだと思います。

であれば、「ふわふわ=かわいい」という関連性があるので、イラストにもそれを反映させれば良い、というわけです。

私は考えるのが面倒くさい方なので、どちらかというと感覚の方を大事にしています。

最初に描いた簡単な形の下描きは、肉付けが終わったところから消していきます。

これで肉付けは完了です。

ウサギに模様をつける

下描き編の最後は、ウサギに模様をつけていきます。

私が今回、描きたいウサギの品種は、オランダ発祥のウサギ「ダッチラビット」です。

マズル(口周りから鼻先)と胸元、そして足の先が白で、

その他が黒や灰、茶などになっているのが特徴です。

その模様からパンダウサギという別称もついています。

こちらも実際の画像を見て描いていきます。

イラレでの着色の際に分かりやすいように、模様の境目に線を描いておきました。

これで下描きは完成です↓

イラストの上達に最適なのは実物をよく見て、それを紙に写し込むデッサンが一番ですが、そんな時間がない方も多いと思います。

なので、今回やったような、簡単な形を描いて肉付けしていく方法でイラストの練習をしてみるのも良いかもしれません。

次回はトレースです↓

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