こんにちは、イラレ常人です。
今回は、文字をいくつかの部品に分けて、立体的に交差させていきます。
これは美容系やIT系のロゴデザインに活用できそうですね。
それでは、さっそく本編にいきましょう。
文字をアウトライン化して配置を変える
まずテキストツールに切り換え、文字を打ち込みます。
塗りは、字幕（下図参照）のように設定しておきます。
そうしたら、選択ツールでこれを選択した状態で右クリックし、「アウトラインを作成」から文字をアウトライン化します。
このアウトライン化によって、文字の打ち替えは出来なくなります。
アウトライン化直後、これはグループ化されているので、ctrl + shift + [ g ]でグループ化を解除します。
そうしたら選択ツールに切り換え、この記事のアイキャッチ画像のように、文字の配置を変更させます。
ここまできたら、次のステップです。
文字を分割して影を加える
「O」という文字の四角くマーキングした部分（下図参照）だけを「H」の後ろにあるように見せます。
まず「H」と「O」を選択して、shift + [ M ] で「シェイプ変形ツール」に切り換えます。
そうすると、マウスでホバーしたところに網掛けが現れます。
この状態で、ここ（下図参照）の部分を左クリックすると、網掛けの通りにオブジェクトが形成されます。
ここを「H」の色に合わせます。
最後に、グラデーションで影を加えます。
まず楕円形ツールに切り換え、shiftを押しながらドラッグで、正円を2箇所に作ります。
そして、塗りを「グラデーション」、線を「なし」に設定します。
次にグラデーションパネルを開き、グラデーションの形を「円形」にして、
詳細を下図のように設定します。
そうしたら透明パネルを開き、描画モードを「乗算」にします。
そして、分割した文字でクリッピングマスクをかけます。
まず「H」と「O」を選択した状態で右クリックして、重ね順を最前面にします。
次に「H」とこちらのグラデーション（下図参照）を選択して、
ctrl(⌘) + [ 7 ]を押したら、マスクがかかります。
「O」の方も同様にマスクをかけます。
マスクをかけると色が「なし」になってしまうので、選択ツールで文字を選択した状態でここ（下図参照）を押して、
改めて色を設定しなおします。
因みに影の色が濃い場合は、ダイレクト選択ツール（ショートカット:A）で影を選択して、少し明るい色に変えてみると良いかもしれません。
これで立体交差文字の完成です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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