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こんにちは、イラレ常人です。
今回は、宝石の作り方を解説していきます。
一見、複雑そうに見えますが、イラレの機能を駆使すれば3分程度で作れてしまいます。
では、本編にいきましょう。
正十二角形を作る
図形ツールを長押しすると「多角形ツール」というのが出てくるので、それに切り換えた状態で、適当な場所でクリックします。
下図のようなウィンドウが出てくるので、辺の数に「12」と打ち込みます。
一瞬で正十二角形ができます。
この図形は塗りを「なし」、線を「黒」に設定しておきます。
幾何学的模様を作る
直線ツールに切り換えます。
次に、どこでも良いので、十二角形の頂点の一つから下図のように2本の直線を引きます。
2本引けたら、正十二角形と一緒にこの線を選択します。
そして、メニューバーの「オブジェクト」から「変形」「回転」と進んでいくと、下図ようなウィンドウが開きます。
回転角度を「60」にしてコピーを実行します。
このままの状態でctrl(⌘)+[ d ]を押して、今の作業をイラレに繰り返しさせます。
5回繰り返せば十二角形を1周するはずです。
ここまできたらもう一度、同じサイズの正十二角形を作ります。
今度は下図のように2本の線を引きます。
これも先ほどと同様に回転とコピーを実行します。
回転角度は「60」で3回繰り返せば1周します。
ここまできたら次のステップです。
図形を乱反射させる
この2つの塊を選択してライブペイントツールに切り換えます。
そうしたら、パスで囲まれたところを塗りつぶしていきます。
このとき、塗りが「黒」に設定されていることを確認しておきます。
全て塗りつぶしたら「拡張」というところを押します。
この操作を実行しないと今塗りつぶしたそれぞれのパーツが編集できません。
さらに、これらはグループ化されているので、右クリック「グループ解除」を行います。
今の操作で図形と線のグループが解除されました。
線の方は使わないので削除します。
残った図形の方はまだグループ化しているので、それも解除します。
次に、この図形の塗りを全て白にします。
そして1つだけをピンクに設定しなおします。
ここでピンクに設定する図形は決まっています。
これらを選択した状態でレイヤーパネルを開きます。
今、選択している図形がマーキングされていますね。
これの1番上、または1番下に配置されている図形を選んでピンクにします。
次に、これら(下図参照)を選択した状態でメニューバーの「編集」から「カラーを編集」「前後にブレンド」を押します。
「前後」とは先ほどの1番上、または1番下の配置のことを指しています。
実行すると下図ようになります。
このままの状態で「オブジェクトの再配色」というボタンを押します。
「オブジェクトを再配色」というウィンドウが開きますので、ここ(下図)のボタンを押して、今ブレンドさせた図形をランダムに再配色させてOKを押します。
※バージョンCC以降は「オブジェクトを再配色」というウィンドウの前にパネル開くので「詳細オプション」というところを押します。
今の手順と同様(※)にこちらも配色します。
※1.全ての図形を一度、白に変更 2.レイヤーパネルから一番上または一番下の図形の色を変更 3.全ての図形を選択して「前後にブレンド」 4.そのまま「オブジェクトを再配色」
終わったら、これらをそれぞれグループ化して重ねます。
重ね順は❷のグループを上、❶のグループを下にしておきます。
❷のグループのみが見える状態になるので「透明パネル」から「オーバーレイ」を選択します。
これで乱反射になりました。
次で仕上げです。
グラデーションで仕上げる
最後にもう一度、同じサイズの正十二角形を作ります。
塗りをグラデーションに設定するのですが、グラデーションパネルを開いて形を「円形」にします。
そうしたら、このパネル(グラデーションパネル)でピンクから白のグラデーションを作ります。
グラデーションの位置はピンク寄りに移動させます。
これを今まで作った図形に重ねて「透明パネル」から「乗算」を選択します。
仕上げにハイライトをつけます。
楕円形ツールに切り換え、宝石の中に配置したら塗りをグラデーションの「円形」にします。
グラデーションパネルで設定している2つの色はどちらも白に設定し、円の外側の不透明度は0%にします。
位置は50ぐらいに設定しておきます。
これで宝石の完成です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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