この記事には広告が含まれています。
こんにちは、イラレ常人です。
今回は、イラレの機能だけで作れる金属質感について解説していきます。
グラデーションで金属っぽくしてみたけど、イマイチ質感に欠ける!という場合は、こちらの方法を試してみても良いかもしれません。
それでは、さっそく本編にいきましょう。
グラデーションで下地を作る
まず長方形ツールに切り換え、
縦横「100mm」の正方形を作ります。
長方形ツールの状態で適当なところを左クリックすれば、下図のウィンドウが出てきます。
塗りは「グラデーション」、線は「なし」に設定します。
グラデーションの詳細は、グラデーションパネルから字幕(下図参照)のように設定します。
金属を表現する場合、明るいところと暗いところのコントラストを際立たせると、それっぽい質感になります。
コントラストが甘いと硬く、冷たい感じが表しづらいです↓
色を設定し終わったら、この正方形はしばらく使わないので選択ツール(V)で選択した状態で、ctrl(⌘) + [ 2 ]でロックしておきます。
破線を引いて変形させる
直線ツールで縦に線を引きます。
色はとりあえず見やすいように「黒」にしておきます。
次に線パネルを開き、今、引いた線を破線にします。
破線の線分と間隔は、字幕(下図参照)のように設定します。
続いて下図の手順で、破線をパス化します。
この処理で破線は、長方形が均等に並んだオブジェクトに変換されました。
これらの長方形は複合パス、つまり1つの図形としてイラレに認識されているので、それを分解します。
長方形の塊を選択した状態で右クリックを押し、「複合パスを解除」を実行します。
これで分解は完了です。
そうしたら、これらの長方形を選択した状態で、下図の手順で「個別に変形」へと進んでいきます。
下図のようなウィンドウが開くので「ランダム」と「プレビュー」にチェックを入れ、マーキング部分のように数値を設定して、コピーを押します。
これにより、長方形がランダム配置されました。
このままの状態で、ctrl(⌘) + [ d ]を3回程度押し、ランダム配置コピーの操作を繰り返します。
そうしたら、これらの長方形を全て選択して、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化し、
サイズを縦横「100mm」にして、グラデーションの正方形と形を合わせます。
最後に長方形のグループの色を「白」に変更し、
透明パネルから不透明度を「20%」程度にしたら、完成です。
今までロックしていた正方形は、ctrl(⌘) + alt(option) + [ 2 ]で解除します。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
コメント