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こんにちは、イラレ常人です。
今回は、オブジェクトの配置をマルの形に合わせたロゴを作っていきます。
このロゴは、それぞれのオブジェクトの形が特徴的だと、当てはめるときに結構時間がかかってしまうことがあります。
そこで、この記事では〇△□作戦で制作に取り掛かります。
この作戦の内容については、あとから解説します。
では、さっそく本編にいきましょう。
※解説画像の下に入っている字幕は、解説動画を作ったときに入れたものです。 この記事では動画のスクリーンショットを断片的に入れているので、字幕の文章が成り立っていないことがあります。 あらかじめご了承ください。
マルの中にオブジェクトはどれくらい入る?
これは記事用に作ったロゴですが、類似のデザインをいろいろと見たところ、マルの中に収めるオブジェクトの数は大体10〜15くらいが平均でした。
それに加え、小さな装飾が入っているものもありました。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/036282c7ef4343ebb09250d4c62f964b-1024x576.jpg)
もし、クライアントからこのようなロゴ制作の依頼があった場合は、収めることのできるオブジェクトの数を予め把握しておくと、打ち合わせがスムーズにいくかもしれません。
この記事は、ロゴのコンセプトに重きを置いたものではないので、色使いなどに関しての解説は省きます。
オブジェクトを図形で囲ってから配置する
まずは、マルの中に配置するオブジェクトを用意しておきます。
先ほど申し上げたオブジェクトの数を踏まえて、ここでは12個のオブジェクトを使います。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/8a03f398e9c950b55f9db17dafc7f22c-1024x576.jpg)
因みにこれらのシルエットは、無料素材サイトの「シルエットデザイン」さんからダウンロードしてきたものです。
検索キーワードは「音楽」です。
それでは配置していきましょう。
まず楕円形ツールで正円を作ります。
塗りはなしで、線は見やすいように黒にしておきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/ddf97edaba637ad50e9da0ce24fa98a9-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/5bd9388ad981981281e5cf4da2760185-1024x576.jpg)
この円はしばらく触らないので、ctrl(⌘) + [ 2 ]でロックしておきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/85252f4b4faa15af0b4defc93e016cde-1024x576.jpg)
そうしたら、動画冒頭でお話しした〇△□作戦を実行します。
これはオブジェクトを〇△□で囲って大まかな形を把握し、それをマルの中に収めていこうという作戦です。
ということで、さっそく楕円形ツールとペンツールと使って、それぞれの図形を〇△□で囲っていきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/0deafefce9d13fe0f67ca608617abff6-1024x576.jpg)
こうすることで、「このオブジェクトってこんな形だったんだ」という発見があったりします。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/9667314819d19470f15f5ba4504bbd67-1024x576.jpg)
囲っている図形とオブジェクトはバラけると面倒なので、ctrl(⌘) + [ g ]でそれぞれをグループ化しておきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/56fb8a264f124db34a7ff2a26586eba8-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/91d35a93dbb5acb43984b3cceb9cfd83-1024x576.jpg)
それが終わったら、今囲った図形ごと、こちらの正円に配置していきます。
適宜、回転や拡大・縮小をして、レイアウトを調整します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/cd7b44c6e6f995e33d801d5af3879d59-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/1561963896f3279a811eaf778e41b509-1024x576.jpg)
これで配置が終わったので、オブジェクトを囲っている図形の方は削除します。
これらを全て選択した状態で、shift + ctrl(⌘) + [ g ]で囲った図形とオブジェクトのグループ化を解除します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/481c6e18bc4253e6ddd24dd636646792-1024x576.jpg)
そして、囲っていた図形だけを選択して消します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/d7b1b8e0cf3c01968cc7ba3b43ffbaa9-1024x576.jpg)
この図形がなくなったことで隙間が生じることがあるので、そこは自分の手で微調整します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/2d1a49f3b6112e53818f5f2a2548ed04-1024x576.jpg)
それが終わったら、はじめの方にロックした正円も不要なので、alt(option) + ctrl(⌘) + [ 2 ]でロック解除し、削除します。
これで9割完成です。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/d4590512c7b9aa98e9fdf08a03eb17ce-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/4c633fb27ae8a498ae7fbfb38dd61d0d-1024x576.jpg)
オブジェクト全体をより正円の形に近づける
最後は、これらのオブジェクトをより正円の形に寄せます。
まず、オブジェクトを全て選択した状態で、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておきます。
このグループ化は、次に行う加工をオブジェクト全体に施すために必要です。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/4947968826cc61f87f9926eebb9f572f-1024x576.jpg)
そうしたら、このままの状態でアピアランスパネルを開き、「fx」から「ワープ」「膨張」へと進みます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/06055ab4878796a1821df57036659e36-1024x576.jpg)
そしてプレビューにチェックを入れ、マーキング部分を調整して、正円の形に近づけます。
ここは好みの問題なので、自分の納得のいく形になったら、OKを押します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/eb304a65c62e1cb8dc5291adc3f94ba0-1024x576.jpg)
中のレイアウトがこれで確定なら、さらに下図の手順で「アピアランスを分割」を実行して、ワープの形も確定させます。
クライアントがいるなどして修正の可能性がある場合は、ワープの形の確定前のものをコピーしてバックアップを取っておいた方が良いです。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/b8415a61fdf72a2fc0acf5607ba827ac-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/56a04bbf9d20a4deb274a4261e754e16-1024x576.jpg)
あともう一つ、これは配置しているオブジェクトにもよりますが、マーキング部分のように角があるところは、その角を丸くすることで、より正円の形と調和した見栄えになります。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/310be2721622a6aed4e9d923c6f9b48f-1024x576.jpg)
ダイレクト選択ツールでアンカーポイントを選択すると、「ライブコーナーウィジェット」が出てくるので、そこをドラッグして角丸の形を調整します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/9396dfee0dc8027d9f269a4ae42d31cf-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/291778fe11572d55f4c548a06c4ebe82-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/9f3b7ef3b9963ceddb75666ab0b204bc-1024x576.jpg)
因みに個々のポイントは、ダブルクリックでも値を設定できます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/0d743658ff83946c9240acb1f4f42f62-1024x576.jpg)
この調整は大変小さなことですが、ロゴの完成度を高めるために結構重要です。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/38a9cc397d7863410395e396b1adcb19-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/9699f383f006e981a4ba8b85cc066a19-1024x576.jpg)
あとは、音楽記号の中にアクセントを入れてみたり、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/7a8f680dfc4d100d75c1b89bf3b63aaf-1024x576.jpg)
ロゴに文字がある場合は、その中に遊び心を入れてみても良いですね。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/5612cf8e76475aa06be76f547ed9bde1-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/02/207f1c0e0f9059602f5950ffd7209b7f-1024x576.jpg)
これで〇△□作戦による円形ロゴ制作は完了です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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