【実体験レビュー】ヒューマンアカデミー札幌校マンガ・イラストカレッジ

こんにちは、イラレ常人です。

今回の記事は、私が卒業した「ヒューマンアカデミー札幌校」の
マンガ・イラストカレッジのレビューになります。

当時の私はグラフィックデザイナーのアルバイトをしながら、
ヒューマンアカデミーに通っていました。

因みにアルバイトといっても学生ではなく、大学卒業後の社会人アルバイトです。

フリーターってやつですね。

ヒューマンアカデミーに入学した経緯は、
「プロ講師の指導のもとでマンガとイラストを学んでみたい」というものでした。

この記事はこんな人におすすめ

  • ヒューマンアカデミー札幌校ってどんな雰囲気?
  • 講師はどんな人?
  • マンガ・イラストカレッジでは何を学ぶ?
  • 社会人でも入りやすい?
  • 就職先は?

ヒューマンアカデミー札幌校はこんな場所

場所はJR札幌駅から徒歩5分圏内と非常にアクセスのよいところにあります。

職員室及び受付はビルの5階にあり、教室もこのフロアにいくつかありますが、
他のフロアにも教室があります。

決して広い校舎ではありませんが、
教室は作業をするには困らない十分なスペースが確保されています。

また、教室のパソコンにはプロが使うグラフィックソフトである
「アドビイラストレーター」「アドビフォトショップ」が入っています。

A3までのスキャナもありますよ。

講師はその道のプロの方々

他のカレッジの講師の方とはほとんど接点はありませんでしたが、
マンガ・イラストカレッジの講師の方々はとてもフレンドリーでした。

感性が豊かだから、なのはわかりませんが言葉にユーモアがあります。

普段は漫画家やイラストレーターとして活動されている方々なので、
仕事での実体験も話してくれ、勉強になります。

私の担任だった講師の方はイラストレーターとして活動しており、
グッズの作成や商品パッケージのデザインなどをしています。

雰囲気(オーラ?)はクマのプーさんのように大らかな感じでした。

また、他のカレッジの講師の方とはほとんど接点はないと書きましたが、
職員室にいたり、廊下にいたりするときは普通に話かけられます。

気になっていることがあれば聞いてみると、
他業界のことも知ることができて楽しいかもしれません。

他のカレッジでは、例えば俳優として活動されている講師の方がいるので、
その業界に関するマンガやイラストを描きたいときは勉強になることを教えてくれそうです。

マンガ・イラストカレッジで学べること

「マンガ・イラストカレッジ」と一括りにしていますが、厳密にいうと学ぶ内容は少し異なります。

私はマンガカレッジの方でした。

マンガカレッジは話の骨組みであるプロットや下描きのさらに下描きであるネームの作り方、
また、私が通っていたときはつけペンの使い方なども学びました。

昨今はデジタル化がさらに進んでいるので、つけペンの講義が残っているかはわかりません。

一方、イラストカレッジはデジタルイラストの描き方や、
企業に提出する作品集(ポートフォリオ)の作り方などを学びます。

まさにイラストレーターとして働くための育成コースといった感じです。

マンガとイラストのいずれにも関係する講義には
「デッサン」「キャラクターデザイン」「資料考証」「発想学」がありました。

デッサン

デッサンは石膏像や果物、水面に浮かぶヨーヨーなどを描きました。
これは朝9時からお昼くらいまで続けて描くので集中力が要ります。

正直、デッサンの日の気分は憂鬱だったので、
コンビニで好きなお菓子を買ってモチベーションを保っていました(これがまた美味しい)。

また、デッサンの講義の一環として動物園にも行きました。

実際の動物をスケッチして、後日の講義でイラストにするというものです。

こちらはアレンジを加えてもよかったので楽しくできました。

キャラクターデザイン

キャラクターデザインはテーマが与えらて、そのキャラクターを描いたり、
自分でテーマを決めてキャラクターを生み出したり、というようなことをしていました。

担任の講師をキャラクターにせよ!みたいな課題もありました。

資料考証

資料考証はわかりやすくいうと「絵を描くときはしっかりと資料を見て描きましょう」
という講義です。

マンガもイラストも実際に存在するものをもとに新しいものを生み出すので、
いい加減に描いてしまうとイラストに説得力がなくなってしまいます。

私が通っていたときは、例えば「刀」や「銃」の資料考証をしました。

刀ってシンプルに見えて、柄や鍔(つば)の部分が結構複雑だったりします。

銃は銃で凹凸が多くて、こちらも複雑です。

そして、このような資料考証をするからこそイラストには説得力が生まれます。

私は卒業した今でもイラストを描くときは必ずネットで調べてから描くクセがついています。

発想学

発想学は、文字通りマンガやイラストを描く際の発想力を鍛える講義です。

映画を見てネタの引き出しを増やしたり、
ある問題が与えられて、それを解決するにはどんな方法があるかをグループで
話し合って発表したり、というようなことをしていました。

ただ、マンガやイラストを描く人は発言するのが苦手な人が多い傾向があるので、
発表になかなかたどり着けない、なんてこともあったりします…

最終的には発表するんですがね(逃げられないですよ)。

マンガ合宿

また、マンガとイラストともにビッグイベントとなるのが「マンガ合宿(10月)」です。
東京まで飛行機でぶっ飛びます。

なぜ、東京までぶっ飛ぶかというと、
全国のヒューマンアカデミーのマンガ・イラストカレッジの生徒が集まるからです。

マンガカレッジの生徒は自分で考えて描いたマンガを仕上げます。

イラストカレッジの生徒は自分で描いたイラストを作品集としてまとめます。

合宿の会場にはマンガの編集者(集英社や講談社など)やゲーム会社の方が足を運んで、
生徒の作品を見てくれます。

興味を持ってもらえた生徒は名刺をいただけたりします。

合宿とはいっても要は人材の発掘が目的なので、
いい人がいればつながりを持っておこう、ということですね。

編集者の方たちが「今年は豊作だったなぁ」とか「今年は全然ダメだったなぁ」とか
帰り道で言ってるのかなぁと想像すると、ちょっとどこかがキュッとなります。

因みに私はこの合宿以外にも集英社と講談社に持ち込みに行きました。

合宿にも編集者は来ていたのに、なぜ持ち込みにも行くのか?

理由は
1.合宿と違い、次の人がすぐ後ろに控えていない(比較的時間を取ってもらえる)から
2.実際に集英社と講談社を見てみたいから
3.東京を歩き回りたいから(ザ・田舎モン)

せっかく東京に来たんだから、自分の好きなようにやりたいんですよヾ(*´∀`*)ノ

私以外の社会人受講生もいました

これは正直、そのときどきのめぐり会わせとしかいえないですが、
私と同年代の生徒は私を含め3人(男2人、女1人)いました。

その他に私たちより下の年代の生徒が15人ほどいたと思います。

なので、マンガ・イラストカレッジの生徒数は18人ほどでした。

幸いみんなと仲良く過ごせたと個人的には思っています。

イラストを描くという共通の趣味もあってか、波長が近い感じだったと思います。

社会人3人のカレッジはマンガが私と女性1人、イラストが男性1人です。

講義は私たちより下の年代の生徒たちと同じでしたが、
みんな年齢的には高校生以上だったので、思慮分別ができる人たちです。

講師の方々も生徒のことを一人の大人として見ていたので、
指導の面で社会人とその他といった区別は一切なかったです。

気になる就職先

私を含めた社会人3人はみんな就職しました。

私はアルバイトとして働いていた会社に正社員として入社しました。

入社した会社でマンガの案件はほぼありませんが、
イラストスキルはデザインに大いに役立っています。

デザイナーってみんなイラストが描けるわけではないんです。

イラストスキルは立派なステータスであり、仕事の場面でも有利になりますよ。

他2人はそれぞれ一般企業に就職しました。

漫画家やイラストレーターとしてデビューとはなっていませんが、
1人はマンガ編集者の担当が付いていました。

もう1人はマンガ制作会社に就職しました。

それ以外の生徒はイラストレーターとして就職したり、
引き続きヒューマンアカデミーで学んだりとそれぞれの道に進んでいました。

担任の講師の方の就職サポートは手厚かったです。

先述したように大らかな感じの講師だったので、
安心して相談でき、一人ひとり親身になってサポートしてくれていました。

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以上、ヒューマンアカデミー札幌校のマンガ・イラストカレッジのレビューでした。

マンガやイラストを描く力を培って、
自分を表現する手段を増やしてみると挑戦できる領域も広がります。

仕事にするのも、もちろんいいですが、
コンペに応募して自分の実力を試したり、オリジナルグッズを作ってみるだけでも
十分に楽しいと思います。

自分の作品が入賞したり、売れたりしたらそれほど嬉しいことはありません。

ぜひ臆せずに挑戦してみてください。

ヒューマンアカデミーのサイトは下記リンクから。

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