書籍「けっきょく、よはく 余白を活かしたデザインレイアウトの本」、どんな内容?レビューしてみました

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今回は、デザインの「余白」に焦点を当てた書籍「けっきょく、よはく」の個人的レビュー記事を書きました。
初版発行が2018年と結構経っているのですが、内容自体は2022年現在のグラフィックデザインでも活かせるものになっているかと思います。

では、さっそく、レビューしていきましょう!

こんな人にオススメ!

デザインの仕事を始めたばかりで、一応、作品を仕上げることはできるんだけど「なんか違う感」に悩まされている…

良いデザインと悪いデザインを比較して、具体的な改善方法を知りたい

クライアントに複数の提案をできるように、デザインの引き出しを増やしたい

上記のような方にオススメの書籍となっております。

こんな構成の書籍です

「新米デザイナー」と「ベテランデザイナー」

書籍にはこの2人が登場し、それぞれの提案するデザインが見開きで大きく載せられています。
そして、次のページを開くと、「新米デザイナーの作品は、具体的にどこがNGなのか」と「ベテランデザイナーのOKな作例」がキャプション付きで解説されています。

デザインは感覚的なものだと思われがちですが、しっかりと言葉で説明してくれている点がとてもありがたいですね。

さらに、この解説ページには「余白ポイント」というコーナーがあり、余白を活かすには、どこに気を付ければ良いかも簡潔にまとめられています

グラフィックデザインのさまざまな作例を掲載

書籍は全部で9つのキャプチャーに分かれています。
それぞれのキャプチャーごとに「NG例」と「OK例」が載せられているということですね。

1.カフェデザイン
2.ナチュラルデザイン(インテリアショップのフライヤー、ヨガスタジオのフライヤー、etc…)
3.ビジネスデザイン
4.学校系デザイン
5.和風デザイン
6.サロンデザイン
7.コスメデザイン
8.季節系デザイン
9.ラグジュアリーデザイン(新築分譲タワーマンションのチラシ、ホテルのパンフレット、他1作例)

デザインの仕事をしていれば、どれも扱いそうな案件だから、作案に困ったときに非常に助かります!

OKな作例の掲載は1つだけじゃない!

ありがたいことに、ベテランデザイナーのOKな作例の掲載は1つだけではなく、「ほかにもこんなレイアウト」という次のページで、複数の提案が載せられています

これなら、クライアントに「何案か作って」と言われたときに、悩む時間が減らせそうですね。

最低でも3案は掲載されているので、余程提案を求めてくるクライアントでなければ、対応に困らない提案数だと思います。

色やフォントにも言及

この書籍は「余白」がメインなので、これはサブ的なものになりますが、デザインにあった色使いやフォントにも言及しています

「ナチュラル系」「アンティーク系」「ポップ系」などのシチュエーションに合った「色」や「フォント」を、わかりやすくまとめてくれています。

これも作例が添えてあるので、具体的にどのような場面で活用したら良いかが明瞭になっています。

まとめ

1.書籍「けっきょく、よはく」は「デザインの、なんか違う感を払拭したい」「デザインの具体的な改善方法を知りたい」「デザインの引き出しを増やしたい」という方にオススメの書籍

2.デザインの「NG例」と「OK例」をキャプション付きで解説してくれているから、自分のデザインにもしっかり落とし込める

3.さまざまな作例が掲載されているので、幅広いデザインに活用できる。しかも作例は複数掲載されているので、デザインの引き出しが増え、クライアントへの提案の助けになる

4.色使いやフォントにも言及しており、それらがどのような場面で活用できるかも書かれている。これも提案の助けになる

以上、書籍「けっきょく、よはく」の個人的レビューでした。
ワンランク上のグラフィックデザイナーになって、仕事をバンバン取っていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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