【クリッピングマスク】現場で9割は使うイラレの必須テクニック!クリッピングマスクとは?|イラレ基礎

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クリッピングマスクは切り抜き機能

「クリッピングマスク」は、一言で言うと「画像の切り抜き機能」のことで、デザインの現場では必須の知識です。

ドラえもんで例えると、四次元ポケットと同じくらい大切です。

では、このクリッピングマスクでできることを、下記の3つに分けてご説明していきます。

1.図形で切り抜く
2.文字で切り抜く
3.離れた図形で切り抜く

図形で切り抜く

まず、切り抜きたい画像と四角形などの図形を用意します。

別に四角形じゃなくても問題ありません。
マルでも三角でもOKです。

クリッピングマスクの効果をわかりやすくするために、用意した図形は黒く塗りつぶしています。

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ここで注意点があります。

図形は必ず画像の前に配置します。
そうしないと、クリッピングマスクがうまく機能しません。

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【配置の順番(重ね順)の変更】
1.画像または図形を、選択ツールで選択した状態で右クリック
2.「重ね順」から変更
※ショートカット
最前面へ移動:ctrl(⌘) + shift + 」(終わり鍵括弧)
最背面へ移動:ctrl(⌘) + shift + 「(始め鍵括弧)

これで準備は完了です。

画像の上に図形を重ね、画像と図形を同時に選択します。

その状態で右クリックすると「クリッピングマスクを作成」という文字が出てきます。
これを押せば、クリッピングマスク完了です。

クリッピングマスクのショートカットは、ctrl(⌘) + [ 7 ]です。

図形と画像と選択した状態で右クリックし、「クリッピングマスクを作成」を実行します。
パンの画像に対してクリッピングマスクがかかりました。

文字で切り抜く

先ほどは図形で画像を切り抜きましたが、文字で切り抜くこともできます。

適当な文字で試してみました。

太いアルファベットのフォントでクリッピングマスクをかけると、かっこよさそうですね。

離れた図形で切り抜く

最後に、離れた図形でもクリッピングマスクはかけられます。

ただ、ここでも注意点があります。

離れた図形同士は「複合パス」というもので「1つの図形」として処理しなくてはなりません。 
そうしないと、イラレがクリッピングマスクをかける領域を認識してくれません

マルと星を選択した状態で「複合パスを作成」を実行します。複合パスにしても、見た目は変わりません。

【複合パスの作成方法】
1.複合パスにしたい図形同士を同時に選択して、右クリック 
2.「複合パスを作成」を実行 
※ショートカット:ctrl(⌘) + 8

あとは、複合パスを画像より前に配置して「クリッピングマスクを作成」を押せば、完了です。 

離れた図形にもクリッピングマスクがかかりました。

クリッピングマスクを解除するには?

クリッピングマスクの解除は、マクスのかかっているオブジェクトを選択ツールで選択した状態で右クリックすれば、「クリッピングマスクを解除」というものが出てくるので、それを実行すれば、OKです。

以上、クリッピングマスク機能の解説でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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