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こんにちは、イラレ常人です。
今回は、ハロウィンフレームの作り方の記事の第2回です。
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第1回はこちら↓
この記事で作るものは【コウモリ】【クモ】【かぼちゃ】の3種類です。
それでは、作っていきましょう。
コウモリ
では、今回も比較的簡単に作れる、コウモリから作っていきます。
コウモリは、体の部分はマルと三角形を変形させて作り、翼の部分はペンツールで作ります。
また左右対称なので、片方だけを作って、それを反転コピーすれば、完了です。
胴体
まず体ですが、楕円形ツールに切り換え、
下図のようにマルを作ります。
塗りはとりあえず「黒」で、線は「なし」です。
次は、多角形ツールに切り換え、
アートボードの適当なところで左クリックし、三角形を作ります。
そして、マルと三角が縦のラインで揃うように配置します。
これも塗りは「黒」で、線は「なし」です。
三角形の向きは、回転ツール(ショートカット:R)で下図のように回転させておきます。
次に、三角形の角を丸くします。
ダイレクト選択ツールに切り換え、
どこでも良いのでアンカーを左クリックして、
ここ(下図参照)からスムーズポイントに切り換えます。
他の2つのアンカーも同様にします。
そうしたら、ダイレクト選択ツールのまま、下図マーキング部分のアンカーを選択して、
下図のように少し下に移動させます。
ここまできたら、耳も加えます。
耳は今、作った胴体の部分をコピーして、ラクをします。
選択ツールに切り換え、
alt(option)を押したまま、オブジェクトをドラッグし、
コピーさせたいところで左クリックを離してから、alt(option)を離します。
あとは、耳に見えるように回転や縮小をかけます。
翼
残るはペンツールで作る翼ですが、
ツールの基本操作に関しては、それ単体の記事で確認していただきたいと思います。
一応、早送りでは下図(1枚目)のような感じで作っています。
このタイミングで一度、全体のバランスを整えておきます。
また、頭は下図マーキング部分のアンカーを少し下に移動させて、
より頭っぽく見えるようにします。
そうしたら、耳と翼の部分だけを選択ツールで選択して、反転コピーします。
2つを選択した状態で、リフレクトツールに切り換え、
alt(option)を押しながら、コウモリの縦の中央ラインを左クリックします。
そして、字幕(下図1枚目)のように設定して、コピーを押します。
あとは、このシルエットを合体させて、塗りをグラデーションに変えれば、コウモリは完了です。
選択ツールで、これらの図形を選択した状態で、パスファインダーパネルを開き、
alt(option)を押しながら「合体」をクリックします。
そうしたら、塗りをグラデーションに変えます。
グラデーションの詳細は字幕(下図参照)の通りです。
これでコウモリは完了です。
クモ
次は、クモを作っていきます。
これもコウモリと同じく左右対称なので、片方だけ作れば良いですね。
胴体
胴体の部分は、楕円形ツールでマルを3つ作り、
ダイレクト選択ツールで、それぞれのアンカーを下図のように移動させて作ります。
塗りは「黒」で、線は「なし」です。
口と足
次に、口と足の部分ですが、これはペンツールでアンカーを直線でつなげていきます。
線の色は「黒」で、線幅は字幕(下図参照)の通りです。
そして、「可変線幅プロファイル」というところを「線幅プロファイル4」にして、先端を尖らせます。
これで足にも4本の線を引きます。
それが終わったら、今、引いた線を全て選択して、下図(1枚目)の手順でアウトライン化します。
そのままの状態でリフレクトツールに切り換え、
コウモリのときと同様、 alt(option)を押しながら、クモの縦の中央ラインを左クリックします。
そして、字幕(下図参照)のように設定して、コピーを押します。
そうしたら、例によって、これも全ての部品を選択して、パスファインダーパネルよりalt(option)を押しながら「合体」をクリックします。
蜘蛛の巣
あとは、クモの巣を作ります。
多角形ツールに切り換え、
アートボードの適当なところで左クリックし、八角形を作ります。
塗りは「なし」で、線は「黒」です。
線幅は字幕(下図参照)の通りです。
そうしたら、この八角形をコピーして縮小します。
図形を選択した状態で、ctrl(⌘) + [ c ]でコピー、
さらに、ctrl(⌘) + [ f ]で真上にペーストします。
そして、コピーした方を下図のように縮小します。
次に、この2つの八角形の間でブレンドをかけます。
何も選択していない状態でブレンドツールに切り換え、
さらにツールボタンをダブルクリックし、
字幕(下図参照)のように設定して、OKを押します。
そして、それぞれの図形を左クリックします。
このとき、クリックする位置は、必ず2つの図形の同じ位置です。
そうしないと、意図しないブレンドがかかることがあります。
これが終わったら、八角形の対角同士を直線で結びます。
直線ツールに切り換え、
下図のように直線を引いていきます。
線の色は「黒」で、線幅は字幕(下図参照)のように設定します。
このタイミングで、八角形の方を少し縮小します。
さらにアピアランスパネルを開き、「fx」から「ワープ」「魚眼レンズ」へと進んでいきます。
そして、字幕(下図参照)のように設定して、OKを押します。
ここまできたらクモの巣の線を全て選択し、可変線幅プロファイルを「線幅プロファイル2」にします。
現状では、下図マーキング部分の線が真っ直ぐになっているので、
回転ツールに切り換え、
少し回転させて、糸をたゆませます。
そうしたら、今度はクモの巣全体をたゆませます。
クモの巣の部品を全て選択した状態で、下図の手順で「エンベロープ」「メッシュで作成」へと進んでいきます。
そして、字幕(下図参照)のように設定して、OKを押します。
次にダイレクト選択ツールに切り換え、
四隅にできたアンカーと、そこから伸びているハンドルを、
下図のように適当に動かして、全体をたゆませます。
これでクモの巣も完了したので、直線ツールかペンツールでクモとクモの巣を結べば、OKです。
因みに、エンベロープの形を確定させたいときは、
クモの巣を選択した状態で、下図(1枚目)の手順で「分割・拡張」を押せば、それができます。
かぼちゃ
最後は、かぼちゃです。
本体
楕円形ツールに切り換え、
下図のようにマルを作ります。
塗りは字幕(下図参照)の通りで、線は「なし」です。
そうしたら、これを、ctrl(⌘) + [ c ]でコピー、
さらに、ctrl(⌘) + [ f ]で真上にペーストし、
さらに、下図のように縮小します。
縮小した方のマルは、塗りを字幕(下図参照)のように変えます。
それが終わったら、この2つの楕円形の間でブレンドをかけます。
クモの巣のときと同じように、何も選択していない状態でブレンドツールに切り換え、
左クリックでブレンドさせますが、ブレンドツールの「間隔」というところの設定が「ステップ数」のままになっているので、その設定を「スムーズカラー」に変えます。
設定を変えたら、2つの楕円形を左クリックして、ブレンドさせます。
そうしたら、今、ブレンドしたこのオブジェクトを横にコピーします。
選択ツールに切り換え、shiftとalt(option)を押しながら、オブジェクトを横にドラッグし、
コピーしたいところで左クリックを離してから、shiftとalt(option)を離します。
さらに、これを湾曲させます。
アピアランスパネルを開き「fx」から「ワープ」「円弧」へと進み、
字幕(下図参照)のように設定して、OKを押します。
これでは形が不自然なので、かぼちゃに見えるようにサイズを微調整し、
さらに、shift + ctrl(⌘) + [ 始め鍵括弧 ]を押して、重ね順を背面に移動させます。
そして、今、行った「コピー」「形の微調整」「重ね順の移動」をもう一度、繰り返します。
これでかぼちゃの半分ができたので、コウモリやクモのときと同じように、リフレクトツールで反対側も作りますが、ただ反転コピーしてもうまくいきません。
反転コピーしたあとに、
アピアランスパネルを開き、
「円弧」の設定数値も字幕(下図参照)のように反転させる必要があります。
顔
それが終わったら、顔の部分です。
まず、目からいきます。
ペンツールに切り換え、
底辺が水平になるように三角形を作ります。
塗りは字幕(下図参照)の通りで、線は「なし」です。
そうしたら、これをctrl(⌘) + [ c ]でコピー、
さらに、ctrl(⌘) + [ f ]で真上にペーストし、
さらに下図のように縮小します。
このとき、2つの三角形の底辺は同じ位置になるようにします。
縮小した方の三角形は、字幕(下図参照)のように色を変えます。
そして、この2つの三角形にもブレンドをかけます。
やり方は今までと同じで、ブレンドツールを使います。
これで光っている目を表現しました。
そうしたら、回転ツールで表情を決めて、
反転コピーします。
あとは口を作りますが、これもペンツールです。
塗りは字幕(下図参照)の通りで、線は「なし」です。
口の半分を作ったら、それを反転コピーします。
さらに、口の部品を選択した状態でパスファインダーパネルを開き、
「合体」を押します。
これにも奥から光が入っているような表現を入れます。
まず選択ツールに切り換え、shiftとalt(option)を押しながら口を横にドラッグ、
そして、コピーしたいところで左クリックを離してから、shiftとalt(option)を離します。
さらに、この図形を今と同じ要領で下図のように少し上にコピーして、横幅も短くします。
そうしたら、これら2つの図形を選択した状態でパスファインダーパネルを開き、
「交差」を押します。
そして、字幕(下図参照)のように色を変えます。
それが終わったら、元の口の図形と今、「交差」で作った図形を縦の中央ラインで揃えます。
あとは、目と同じようにブレンドツールで光を表現します。
ここまできたら、かぼちゃのヘタの部分と魔女の帽子を加えれば、完了です。
どちらもペンツールで作ります。
ヘタ
まず、ヘタの方から作ります。
塗りは「グラデーション」で、線は「なし」です。
グラデーションの詳細は、字幕(下図参照)の通りです。
重ね順は、選択ツールでヘタを選択した状態で、shift + ctrl(⌘) + [ 始め鍵括弧 ]を押せば、背面に移動させることができます。
魔女の帽子
続いて、魔女の帽子を作ります。
ブリム(つば)とクラウン(頭が入るところ)の部分は、下図(1,2枚目)のように形作っていきます。
どちらも塗りは「黒」で、線は「なし」です。
次に赤いリボンの部分は、先ほど、かぼちゃの口を作ったときに使った方法を利用します。
選択ツールに切り換え、shiftとalt(option)を押しながらクラウンを横にドラッグ、
そして、コピーしたいところで左クリックを離してから、shiftとalt(option)を離します。
さらに、それを下図のように、もう一度コピーして、
これら2つを選択した状態で、パスファインダーパネルから、
「前面オブジェクトで型抜き」を押します。
こちら(下図参照)の図形は、削除します。
残った方の図形の塗りは「グラデーション」に変えます。
グラデーションの詳細は、字幕(下図参照)の通りです。
帽子は、部品がバラけないように、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておきます。
最後に忘れてはいけないのが、かぼちゃの「アピアランスの分割」です。
現在、かぼちゃには「円弧」というワープ加工がかかっています。
この加工はオブジェクトを回転させても、その回転についていかないので、形が崩れてしまいます。
なので「円弧」のかかったオブジェクトを選択した状態で、
下図の手順で「アピアランスを分割」を実行します。
これで、かぼちゃを回転させても、OKです。
かぼちゃも、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておきます。
今回はここまでです。
次回は、背景の作成と今まで作ったイラストの装飾をやっていきます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
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