この記事には広告が含まれています。
こんにちは、イラレ常人です。
今回は、ゲームのオブジェとして使えそうな「クリスタル」を作っていきます。
無料で完成素材をダウンロード↓
クリスタル8色セットイラスト – No: 23098265/無料イラストなら「イラストAC」をイラストACでチェック!
それでは、さっそく本編にいきましょう。
クリスタルのベースを作る
ではまず、クリスタルのベースの色を用意します。
ペンツールに切り換え、
左クリックでアンカーポイントを置いていき、下図(2枚目)のように図形を作ります。
塗りは字幕(下図参照)の通りで、線は「なし」です。
この形は適当ですが、武器のソードの先端を意識すると良いのではないかと思います。
クリスタルの面の部分を作る
では、ここからは、このベースを元にクリスタルの部品を作っていきます。
とりあえず、これはしばらく触らないので、選択ツールで選択した状態で、ctrl(⌘) + [ 2 ]でロックしておきます。
図形をロックしたら、クリスタルの面の部分を作ります。
ペンツールに切り換え、
塗りを「なし」、線を「白」に設定して、
下図のように、ベースの内側にベースと似た形の図形を描きます。
上の方は少し広めにスペースを取った方が、完成したときにクリスタルがより立体的に見えます。
また、ちょっとしたことですが、図形の角の数をあえてベースと同じにしないことで、クリスタルの面を増やすように工夫しています。
内側の図形を描き終わったら、そのまま、ctrl(⌘) + [ 2 ]で図形をロックします。
そうしたら、引き続きペンツールで下図のように図形を作ります。
このとき、ctrl(⌘) + [ u ]でスマートガイドを有効にしておくと、ベースや内側の図形のアンカーポイント位置をイラレが教えてくれます。
1つ図形を作り終わったら、ctrl(⌘) + [ 2 ]でロック、そしてまたペンツールで図形を作ってロック、を繰り返して、下図(2枚目)のようにします。
クリスタルの面にグラデーションをかける
ここまできたら、今までロックしていた図形を、alt(option) + ctrl(⌘) + [ 2 ]でロック解除し、
ベースの図形の方を、shiftを押しながらドラッグで、横にずらします。
そして、白い線を設定している方の図形を選択ツールで選択し、
shift + [ x ]で塗りと線の設定をチェンジします。
さらに塗りをグラデーションに変更して、
グラデーションパネルから詳細設定を字幕(下図参照)のようにします。
クリスタル内の乱反射を表現する
そうしたら、今、グラデーションに設定した塗りをコピーします。
グラデーション塗りを選択した状態で、shiftとalt(option)を押しながら横にドラッグし、
コピーしたい場所で左クリックを離してから、shiftとalt(option)を離します。
今、コピーしたグラデーション塗りの方は、クリスタル内の乱反射に使います。
このままの色ではイマイチだったので、再度、グラデーションパネルを開き、詳細設定を字幕(下図参照)のように変更します。
それが終わったら、乱反射に見えるように、ランダム変形を行います。
このままの状態で、下図の手順で「個別に変形」へと進んでいきます。
すると、下図のようなウィンドウが開くので、字幕のように設定して、OKを押します。
さらに、このまま透明パネルを開き、描画モードを「ハードライト」します。
そして、これらはバラバラにならないように、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておきます。
これで乱反射を表現したわけですが、この大きさのままでは使えないので、ベースの図形を元に切り抜きます。
ということで、ベースをコピーします。
ベースを選択した状態で、shiftとalt(option)を押しながら横にドラッグし、
下図のところらへんで左クリックを離してから、
shiftとalt(option)を離します。
これを元に乱反射のグループを切り抜くわけですが、イラレのルールとして、切り抜かれる方のオブジェクト、今回でいえば、乱反射のグループは切り抜く方の図形(ベース)の背面にきていなければいけません。
現状では、その重ね順が前後してしまっているので、
マーキング(下図1枚目)で示したどちらかを選択した状態で右クリックし、「重ね順」から順番を入れ替えます。
下図のようになっていれば、OKです。
そうしたら、ベースの図形が乱反射のグループにすっかり収まるように配置して、この2つを選択します。
そして、ctrl(⌘) + [ 7 ]で切り抜き(クリッピングマスク)を実行します。
それが終わったら透明パネルを開き、今、切り抜いたオブジェクトの描画モードを「ハードライト」にします。
ついでに、マーキングで示したオブジェクトも「ハードライト」にし、
ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておきます。
作った部品を重ね合わせる
ここまできたら、あと少しです。
まず、これらの部品を重ねていきますが、先ほどのように重ね順を変更します。
順番は字幕(下図参照)の通りです。
因みに、重ね順の変更にはショートカットが割り当てられているので、載せておきます。
それが終わったら、部品を重ねます。
スマートガイドを有効にしていると、ピッタリと重なる位置をイラレが教えてくれるので、ラクです。
オブジェクト同士を重ねると、先ほど設定した描画モードの効果でそれぞれの色が干渉し合って、綺麗な感じになります。
ここでワンポイントですが、ダイレクト選択ツールに切り換え、
最前面に来ているオブジェクトの中のグラデーション塗りを適当に選択し、
グラデーションパネルからグラデーションの向きを反転させると、ちょっとだけ印象が変わります。
ハイライトを加える
最後は、クリスタルにハイライトを加えます。
ペンツールを使うのですが、これらのオブジェクトが反応しないように、全てを選択して、
ctrl(⌘) + [ 2 ]でロックしておきます。
では、ペンツールでハイライトを加えていきます。
ベースの図形を作ったときと同じように、左クリックで下図のように図形を作っていきます。
これは何の形を元に作っているのかというと、最前面に来ているグラデーション塗りの図形の形です。
案外、適当に描いてもハイライトに見えるので、気楽にやりましょう。
ハイライトを描き終わったら、これらをまとめて選択して、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化します。
さらに透明パネルから不透明度を字幕(下図参照)のように設定して、
先ほどロックしたオブジェクトを、shift + ctrl(⌘) + [ 2 ]でロック解除すれば、クリスタルの完成です。
これは部品がバラバラにならないように、全てを選択して、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておいた方が良いかもしれません。
この記事のアイキャッチ画像では、岩の形をしたクリスタルも載せていますが、これも作り方は一緒です。
4つの部品を重ね合わせて作っています。
因みに、今回作ったクリスタルの種類はたった2つ(ソード型、岩型)だけで、反転コピーやサイズ変更をするだけで、アイキャッチ画像のようなクリスタル群ができてしまいます。
イラレ様様ですね。
おまけ
さまざまな色のクリスタルを一瞬で作る裏技をご紹介します。
私のブログではお馴染みですが「オブジェクトの再配色」です。
以下、手順を載せておきます。
1.クリスタル完成後、選択ツールでクリスタルを選択した状態で、イラレのウィンドウ上部のコントロールバーから「オブジェクトを再配色(ドーナツのようなマーク)」を押す
2.パネルが表示されるので、そこにあるカラーハンドル(カラーチャート内にあるマル)をドラッグすれば、色を再配色することができる。気に入らなければ、パネル右上の「リセット」を押せばOK
3.再配色後、パネル以外のところを左クリックすれば、パネルを閉じることができる
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
無料で完成素材をダウンロード↓
クリスタル8色セットイラスト – No: 23098265/無料イラストなら「イラストAC」をイラストACでチェック!
コメント