【クリスタル】ゲームのオブジェにありそうなクリスタルをイラレで作ろう|イラレチュートリアル

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こんにちは、イラレ常人です。

今回は、ゲームのオブジェとして使えそうな「クリスタル」を作っていきます。

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それでは、さっそく本編にいきましょう。

クリスタルのベースを作る

ではまず、クリスタルのベースの色を用意します。

ペンツールに切り換え、

アートボードのサイズは「W210×H210」です。

左クリックでアンカーポイントを置いていき、下図(2枚目)のように図形を作ります。

塗りは字幕(下図参照)の通りで、線は「なし」です。

この形は適当ですが、武器のソードの先端を意識すると良いのではないかと思います。

クリスタルの面の部分を作る

では、ここからは、このベースを元にクリスタルの部品を作っていきます。

とりあえず、これはしばらく触らないので、選択ツールで選択した状態で、ctrl(⌘) + [ 2 ]でロックしておきます。

図形をロックしたら、クリスタルの面の部分を作ります。

ペンツールに切り換え、

塗りを「なし」、線を「白」に設定して、

下図のように、ベースの内側にベースと似た形の図形を描きます。

上の方は少し広めにスペースを取った方が、完成したときにクリスタルがより立体的に見えます。

また、ちょっとしたことですが、図形の角の数をあえてベースと同じにしないことで、クリスタルの面を増やすように工夫しています。

内側の図形を描き終わったら、そのまま、ctrl(⌘) + [ 2 ]で図形をロックします。

そうしたら、引き続きペンツールで下図のように図形を作ります。

このとき、ctrl(⌘) + [ u ]でスマートガイドを有効にしておくと、ベースや内側の図形のアンカーポイント位置をイラレが教えてくれます。

1つ図形を作り終わったら、ctrl(⌘) + [ 2 ]でロック、そしてまたペンツールで図形を作ってロック、を繰り返して、下図(2枚目)のようにします。

クリスタルの面にグラデーションをかける

ここまできたら、今までロックしていた図形を、alt(option) + ctrl(⌘) + [ 2 ]でロック解除し、

ベースの図形の方を、shiftを押しながらドラッグで、横にずらします。

そして、白い線を設定している方の図形を選択ツールで選択し、

shift + [ x ]で塗りと線の設定をチェンジします。

さらに塗りをグラデーションに変更して、

グラデーションパネルから詳細設定を字幕(下図参照)のようにします。

クリスタル内の乱反射を表現する

そうしたら、今、グラデーションに設定した塗りをコピーします。

グラデーション塗りを選択した状態で、shiftとalt(option)を押しながら横にドラッグし、

コピーしたい場所で左クリックを離してから、shiftとalt(option)を離します。

今、コピーしたグラデーション塗りの方は、クリスタル内の乱反射に使います。

このままの色ではイマイチだったので、再度、グラデーションパネルを開き、詳細設定を字幕(下図参照)のように変更します。

それが終わったら、乱反射に見えるように、ランダム変形を行います。

このままの状態で、下図の手順で「個別に変形」へと進んでいきます。

すると、下図のようなウィンドウが開くので、字幕のように設定して、OKを押します。

さらに、このまま透明パネルを開き、描画モードを「ハードライト」します。

そして、これらはバラバラにならないように、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておきます。

これで乱反射を表現したわけですが、この大きさのままでは使えないので、ベースの図形を元に切り抜きます。

ということで、ベースをコピーします。

ベースを選択した状態で、shiftとalt(option)を押しながら横にドラッグし、

下図のところらへんで左クリックを離してから、

shiftとalt(option)を離します。

これを元に乱反射のグループを切り抜くわけですが、イラレのルールとして、切り抜かれる方のオブジェクト、今回でいえば、乱反射のグループは切り抜く方の図形ベースの背面にきていなければいけません

現状では、その重ね順が前後してしまっているので、

この重ね順では、切り抜きができません。

マーキング(下図1枚目)で示したどちらかを選択した状態で右クリックし、「重ね順」から順番を入れ替えます。

下図のようになっていれば、OKです。

そうしたら、ベースの図形が乱反射のグループにすっかり収まるように配置して、この2つを選択します。

そして、ctrl(⌘) + [ 7 ]で切り抜き(クリッピングマスク)を実行します。

それが終わったら透明パネルを開き、今、切り抜いたオブジェクトの描画モードを「ハードライト」にします。

ついでに、マーキングで示したオブジェクトも「ハードライト」にし、

ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておきます。

作った部品を重ね合わせる

ここまできたら、あと少しです。

まず、これらの部品を重ねていきますが、先ほどのように重ね順を変更します。

順番は字幕(下図参照)の通りです。

因みに、重ね順の変更にはショートカットが割り当てられているので、載せておきます。

それが終わったら、部品を重ねます。

スマートガイドを有効にしていると、ピッタリと重なる位置をイラレが教えてくれるので、ラクです。

オブジェクト同士を重ねると、先ほど設定した描画モードの効果でそれぞれの色が干渉し合って、綺麗な感じになります。

ここでワンポイントですが、ダイレクト選択ツールに切り換え、

最前面に来ているオブジェクトの中のグラデーション塗りを適当に選択し、

グラデーションパネルからグラデーションの向きを反転させると、ちょっとだけ印象が変わります。

Before
After

ハイライトを加える

最後は、クリスタルにハイライトを加えます。

ペンツールを使うのですが、これらのオブジェクトが反応しないように、全てを選択して、

ctrl(⌘) + [ 2 ]でロックしておきます。

では、ペンツールでハイライトを加えていきます。

ベースの図形を作ったときと同じように、左クリックで下図のように図形を作っていきます。

これは何の形を元に作っているのかというと、最前面に来ているグラデーション塗りの図形の形です。
案外、適当に描いてもハイライトに見えるので、気楽にやりましょう。

ハイライトを描き終わったら、これらをまとめて選択して、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化します。

さらに透明パネルから不透明度を字幕(下図参照)のように設定して、

先ほどロックしたオブジェクトを、shift + ctrl(⌘) + [ 2 ]でロック解除すれば、クリスタルの完成です。

これは部品がバラバラにならないように、全てを選択して、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておいた方が良いかもしれません。

この記事のアイキャッチ画像では、岩の形をしたクリスタルも載せていますが、これも作り方は一緒です。
4つの部品を重ね合わせて作っています。

因みに、今回作ったクリスタルの種類はたった2つ(ソード型、岩型)だけで、反転コピーやサイズ変更をするだけで、アイキャッチ画像のようなクリスタル群ができてしまいます。
イラレ様様ですね。

コピーのショートカット:ctrl(⌘) + [ v ]、反転(リフレクト)ツールのショートカット:O

おまけ

さまざまな色のクリスタルを一瞬で作る裏技をご紹介します。

私のブログではお馴染みですが「オブジェクトの再配色」です。
以下、手順を載せておきます。

1.クリスタル完成後、選択ツールでクリスタルを選択した状態で、イラレのウィンドウ上部のコントロールバーから「オブジェクトを再配色(ドーナツのようなマーク)」を押す

2.パネルが表示されるので、そこにあるカラーハンドル(カラーチャート内にあるマル)をドラッグすれば、色を再配色することができる。気に入らなければ、パネル右上の「リセット」を押せばOK

3.再配色後、パネル以外のところを左クリックすれば、パネルを閉じることができる

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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