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こんにちは、イラレ常人です。
今回は、ゲームのオブジェとして使えそうな「クリスタル」を作っていきます。
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それでは、さっそく本編にいきましょう。
クリスタルのベースを作る
ではまず、クリスタルのベースの色を用意します。
ペンツールに切り換え、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/a8b1483068524639b754ca9dad8b62c3-1024x576.jpg)
左クリックでアンカーポイントを置いていき、下図(2枚目)のように図形を作ります。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/399a249d7f39c2464e81283b87630a17-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/4d08db3232d625ed17c2ef46e495acb7-1024x576.jpg)
塗りは字幕(下図参照)の通りで、線は「なし」です。
この形は適当ですが、武器のソードの先端を意識すると良いのではないかと思います。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/9c037b706fc92f143745be4df5cddfc9-1024x576.jpg)
クリスタルの面の部分を作る
では、ここからは、このベースを元にクリスタルの部品を作っていきます。
とりあえず、これはしばらく触らないので、選択ツールで選択した状態で、ctrl(⌘) + [ 2 ]でロックしておきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/761c03681b3097364d48bd70f49f1ad9-1024x576.jpg)
図形をロックしたら、クリスタルの面の部分を作ります。
ペンツールに切り換え、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/34c29b404e8278feaab5aa0c2772870c-1024x576.jpg)
塗りを「なし」、線を「白」に設定して、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/26cba455dca4d6d569b9a1ecf3e06cd5-1024x576.jpg)
下図のように、ベースの内側にベースと似た形の図形を描きます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/b644f2531c0bdd0fa8fb74524c931cf3-1024x576.jpg)
上の方は少し広めにスペースを取った方が、完成したときにクリスタルがより立体的に見えます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/a3b17cc2161c5d8e6c5362f8cbebe7e6-1024x576.jpg)
また、ちょっとしたことですが、図形の角の数をあえてベースと同じにしないことで、クリスタルの面を増やすように工夫しています。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/ca9de8f26e303633ab8422bb36485ffb-1024x576.jpg)
内側の図形を描き終わったら、そのまま、ctrl(⌘) + [ 2 ]で図形をロックします。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/d18ef0966857d4a4a57ef4ac5bf2050a-1024x576.jpg)
そうしたら、引き続きペンツールで下図のように図形を作ります。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/6fd9a8f381bf2829ed0e7eed40241eb2.gif)
このとき、ctrl(⌘) + [ u ]でスマートガイドを有効にしておくと、ベースや内側の図形のアンカーポイント位置をイラレが教えてくれます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/879a884b54566ed60af737fd4bfcc2de-1-1024x576.jpg)
1つ図形を作り終わったら、ctrl(⌘) + [ 2 ]でロック、そしてまたペンツールで図形を作ってロック、を繰り返して、下図(2枚目)のようにします。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/93fe3a4aaa8742d6e02528b062613766.gif)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/2abbdb5cec88e695986ecd8754868ea9-1024x576.jpg)
クリスタルの面にグラデーションをかける
ここまできたら、今までロックしていた図形を、alt(option) + ctrl(⌘) + [ 2 ]でロック解除し、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/b395e45c3d24a4a3050f06ee4fb63781-1024x576.jpg)
ベースの図形の方を、shiftを押しながらドラッグで、横にずらします。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/f2bac83b23f60bd1775a667b915d2835.gif)
そして、白い線を設定している方の図形を選択ツールで選択し、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/f4c4edd29df43097cd36de15d327c300-1024x576.jpg)
shift + [ x ]で塗りと線の設定をチェンジします。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/e847dd8fcb21e7ab20e16bcd466714e8-1024x576.jpg)
さらに塗りをグラデーションに変更して、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/7296785e0090fb8c3cd57fb6c224c36b-1024x576.jpg)
グラデーションパネルから詳細設定を字幕(下図参照)のようにします。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/f22392cc7715533333b8d781f2d581d9-1024x576.jpg)
クリスタル内の乱反射を表現する
そうしたら、今、グラデーションに設定した塗りをコピーします。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/32d1d8f393ed5536b5185d3ab53c2154-1024x576.jpg)
グラデーション塗りを選択した状態で、shiftとalt(option)を押しながら横にドラッグし、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/24789bec3b72ff646466126155e5acda-1024x576.jpg)
コピーしたい場所で左クリックを離してから、shiftとalt(option)を離します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/764f3d0c5da269842b9e2c848743bbcb-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/1cc7415d7330f8692677e0bef60ed6f4-1024x576.jpg)
今、コピーしたグラデーション塗りの方は、クリスタル内の乱反射に使います。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/f6e1e4e4310d8652ce4bb1e041bfc8fe-1024x576.jpg)
このままの色ではイマイチだったので、再度、グラデーションパネルを開き、詳細設定を字幕(下図参照)のように変更します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/df21b8fdf51752259f75e6c50b66214d-1024x576.jpg)
それが終わったら、乱反射に見えるように、ランダム変形を行います。
このままの状態で、下図の手順で「個別に変形」へと進んでいきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/70fda96c5adfeb847bb379cffcac5d1b-1024x576.jpg)
すると、下図のようなウィンドウが開くので、字幕のように設定して、OKを押します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/aa3499b28d03d8b66940af87f4467e56-1024x576.jpg)
さらに、このまま透明パネルを開き、描画モードを「ハードライト」します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/f6ed6c1be0327ae145547a82a55a67a5-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/84cb97ecb264b3b9a5d7b6a090b64bf1-1024x576.jpg)
そして、これらはバラバラにならないように、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/1452ef7c0c29a9e2a270807d1903e691-1024x576.jpg)
これで乱反射を表現したわけですが、この大きさのままでは使えないので、ベースの図形を元に切り抜きます。
ということで、ベースをコピーします。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/05d92b187ccf9f33dc8d9c8ef9e19d4d-1024x576.jpg)
ベースを選択した状態で、shiftとalt(option)を押しながら横にドラッグし、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/490914c9c3337da3bf0bc47e7318f04d-1024x576.jpg)
下図のところらへんで左クリックを離してから、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/3fe52b0e4642d13b1a3d72b49686aaec-1024x576.jpg)
shiftとalt(option)を離します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/0d65a4393e639f987785a283a64dcb9d-1024x576.jpg)
これを元に乱反射のグループを切り抜くわけですが、イラレのルールとして、切り抜かれる方のオブジェクト、今回でいえば、乱反射のグループは切り抜く方の図形(ベース)の背面にきていなければいけません。
現状では、その重ね順が前後してしまっているので、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/fc7efaaeb79240b13d38b4119ed8c4e1-1024x576.jpg)
マーキング(下図1枚目)で示したどちらかを選択した状態で右クリックし、「重ね順」から順番を入れ替えます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/550756238b0d7619aab5284de7b2e4ea-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/211db5a58eb97575daa11672d3afbdfc-1024x576.jpg)
下図のようになっていれば、OKです。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/c3b16cb9cf79fd523ce106b735f878cd-1024x576.jpg)
そうしたら、ベースの図形が乱反射のグループにすっかり収まるように配置して、この2つを選択します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/b6416ca051f1466caf8b9ffc4bc64d92-1024x576.jpg)
そして、ctrl(⌘) + [ 7 ]で切り抜き(クリッピングマスク)を実行します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/fc5392562c19a0afd67ed39f1346f2e3-1024x576.jpg)
それが終わったら透明パネルを開き、今、切り抜いたオブジェクトの描画モードを「ハードライト」にします。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/ac69a047dbf9948deef96d961b316aa3-1024x576.jpg)
ついでに、マーキングで示したオブジェクトも「ハードライト」にし、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/a3c52c9dd756b44e66f54b261f8d8bfc-1024x576.jpg)
ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/2f8472108b517be0c03db7f833baedcd-1024x576.jpg)
作った部品を重ね合わせる
ここまできたら、あと少しです。
まず、これらの部品を重ねていきますが、先ほどのように重ね順を変更します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/565e22319ab29ecdbe580cc224cd4695-1024x576.jpg)
順番は字幕(下図参照)の通りです。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/ffeac106b6594e8a8ddfe6b05c744d6f-1024x576.jpg)
因みに、重ね順の変更にはショートカットが割り当てられているので、載せておきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/406a0fec76ad3dbd41793aa1bf59d6f3-1024x576.jpg)
それが終わったら、部品を重ねます。
スマートガイドを有効にしていると、ピッタリと重なる位置をイラレが教えてくれるので、ラクです。
オブジェクト同士を重ねると、先ほど設定した描画モードの効果でそれぞれの色が干渉し合って、綺麗な感じになります。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/4297a12e734de4ef9826b0a70d886110-1024x576.jpg)
ここでワンポイントですが、ダイレクト選択ツールに切り換え、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/f2a00a7b3543c897835c9d29c62aa12a-1024x576.jpg)
最前面に来ているオブジェクトの中のグラデーション塗りを適当に選択し、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/4dc54644002b3cc488a5aad0c747d159-1024x576.jpg)
グラデーションパネルからグラデーションの向きを反転させると、ちょっとだけ印象が変わります。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/14a21d875e1c1fd397090b908d607815-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/cbbe670d30b4810a428f024a3c2b6e7f-1024x576.jpg)
ハイライトを加える
最後は、クリスタルにハイライトを加えます。
ペンツールを使うのですが、これらのオブジェクトが反応しないように、全てを選択して、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/6f487b2bd6af23445f9680c1357cc027-1024x576.jpg)
ctrl(⌘) + [ 2 ]でロックしておきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/da599bb9a99d95be42d46924c5c65e7b-1024x576.jpg)
では、ペンツールでハイライトを加えていきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/f56c86ed7b4e0931a145e4f0549770ad-1024x576.jpg)
ベースの図形を作ったときと同じように、左クリックで下図のように図形を作っていきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/6f86036d8020703f72ed576ca047697a-1024x576.jpg)
これは何の形を元に作っているのかというと、最前面に来ているグラデーション塗りの図形の形です。
案外、適当に描いてもハイライトに見えるので、気楽にやりましょう。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/fa941f2ed9301d37c2ab14788bbdbd8f-1024x576.jpg)
ハイライトを描き終わったら、これらをまとめて選択して、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/8bb0ac13a953522f2572cbc68a966083-1024x576.jpg)
さらに透明パネルから不透明度を字幕(下図参照)のように設定して、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/f098eee6f2c179602f6cb4ac6b9ee956-1024x576.jpg)
先ほどロックしたオブジェクトを、shift + ctrl(⌘) + [ 2 ]でロック解除すれば、クリスタルの完成です。
これは部品がバラバラにならないように、全てを選択して、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておいた方が良いかもしれません。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/91aeb5bfb73a08b23b3ed89acce7b497-1024x576.jpg)
この記事のアイキャッチ画像では、岩の形をしたクリスタルも載せていますが、これも作り方は一緒です。
4つの部品を重ね合わせて作っています。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/b184091d90b97745fa6fa2bf490bb0d0-1024x576.jpg)
因みに、今回作ったクリスタルの種類はたった2つ(ソード型、岩型)だけで、反転コピーやサイズ変更をするだけで、アイキャッチ画像のようなクリスタル群ができてしまいます。
イラレ様様ですね。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/09/b5409bf420792a96666020c4009268b1-1024x576.jpg)
おまけ
さまざまな色のクリスタルを一瞬で作る裏技をご紹介します。
私のブログではお馴染みですが「オブジェクトの再配色」です。
以下、手順を載せておきます。
1.クリスタル完成後、選択ツールでクリスタルを選択した状態で、イラレのウィンドウ上部のコントロールバーから「オブジェクトを再配色(ドーナツのようなマーク)」を押す
2.パネルが表示されるので、そこにあるカラーハンドル(カラーチャート内にあるマル)をドラッグすれば、色を再配色することができる。気に入らなければ、パネル右上の「リセット」を押せばOK
3.再配色後、パネル以外のところを左クリックすれば、パネルを閉じることができる
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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