【溶岩テクスチャ】黒く燃える溶岩をイラレで表現してみよう!|イラレチュートリアル

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こんにちは、イラレ常人です。

今回は、イラレの「効果ギャラリー」という機能などを駆使して、溶岩テクスチャを作っていきます。

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それでは、さっそく本編にいきましょう。

図形を作って溶岩の模様の線を入れる

まず長方形ツールに切り換え、アートボードの適当なところを左クリックし、「160mm」四方の四角形を作ります。

アートボードのサイズは「A4」です。

塗りは「白」で、線は「なし」です。

次に、この四角形を選択した状態で、下図の手順で「効果ギャラリー」へと進んでいきます。

すると下図のようなウィンドウが開くので、「テクスチャ」というところの「ステンドグラス」を選択して、

マーキング部分のように設定して、OKを押します。

セルの大きさ:46、境界線の太さ:20、明るさの強さ:0

これで四角形に、細胞のような模様ができました。

因みに、今設定した数値はアピアランスパネルのここ(下図参照)から再設定できます。

線の模様を編集できるようにする

次は、細胞を区切っている黒い線だけを使いたいので、これをパスに変換します。

四角形を選択した状態で、下図の手順で「ラスタライズ」へと進んでいきます。

ラスタライズとは、図形や線などを細かいドットの集合体での表現に変換する操作のことです。
詳細は以下の記事で解説していますので、気になる方はご覧くださいませ。

ラスタライズへと進むと、下図のようなウィンドウが出てくるので、「透明」にチャックを入れて、OKを押します。

この操作(ラスタライズ)により、先ほど「効果ギャラリー」で設定した「ステンドグラス」の数値は、いじることができなくなります。

ここまできたら、ラスタライズした四角形を選択した状態で、「画像トレース」を押します。

これではまだ細胞の黒い線だけを抽出することはできませんので、さらに「拡張」を押します。

これで黒い線はパスに変換されました。

拡張直後、黒い線と白塗りはグループ化されているので、

shift + ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化を解除しておきます。

白塗りの部分は使わないので、❶白塗りのどれか一つを選択した状態で、❷下図(2枚目)の手順で共通の塗りを選択して、

これらをまとめて削除します。
これで黒い線だけが残りました。

線の形を変形させる

現状では、この線は少しカクカクしすぎているので、ちょっと形を崩します。

線を選択した状態で、下図の手順で「パスの単純化」へと進んでいきます。

下図のようなパネルが出てくるので、マーキング部分のように設定して、適当なところを左クリックし、パネルを閉じます。

これでカクカクした感じは和らぎました。

溶岩に見えるように加工する

ここからは溶岩に見えるように加工をしていきます。

長方形ツールに切り換えて、最初と同じように「160mm」四方の四角形を作ります。

塗りは字幕(下図参照)のように設定、線は「なし」です。

そうしたら、この四角形にちょっとした模様を加えます。

四角形を選択した状態で、再び「効果ギャラリー」へと進みます。

今度は「アーティスティック」というところの「スポンジ」を選び、

マーキング部分のように設定して、OKを押します。

ブラシサイズ:10、鮮明度:25、滑らかさ:15

そうしたら、オブジェクトの重ね順を並べ替えます。

これを選択した状態で右クリックして、「重ね順」から「最背面」を選択すれば、OKです。

次は、黒い線の方を加工していきます。

完成イメージを見るとわかりますが、溶岩の切れ目の部分は赤色と黄色の2色で表現しています。
赤色の部分は黒い線をそのまま使いますが、黄色の部分は作る必要があります。

そこで黒い線を利用します。

黒い線を選択した状態で、下図の手順で「パスのオフセット」へと進んでいきます。
オフセットとは、ある位置から移動した位置にセットしなおすという意味です。

下図のようなウィンドウが開くので、字幕(下図参照)のように数値を設定して、OKを押します。

うまくオフセットにならないところが出てくることもあるので、その場合はダイレクト選択ツールでそのオフセットのどこかのアンカーポイントを選択して、

デリートを2回押せば、削除できます。

着色を行いさらに効果をかける

最後は、黒い線とそのオフセットに色を設定して、ぼかしを加えれば、溶岩の完成です。

まず色ですが、ここはそれぞれ字幕(下図参照)のように設定すれば、溶岩っぽく見えます。
自分の納得のいく色に設定しなおしても問題ありません。

次にぼかしは、赤色の方にも黄色の方にも同じ具合に加えます。

両方を選択した状態でアピアランスパネルを開き、「fx」から「ぼかし」「ぼかし(ガウス)」へと進んでいきます。

すると下図のようなウィンドウが開くので、字幕のように数値を設定して、OKを押します。

さらに赤色の方には、あと2つ別の種類のぼかしを加えます。

赤色の方を選択した状態で再度「fx」へと進み、今度は「スタイライズ」「光彩(外側)」へと進んでいきます。

下図のようなウィンドウが開くので、マーキング部分のように設定して、OKを押します。

描画モード:乗算(カラー:黒)、不透明度:100%、ぼかし:1mm

そしてこのままの状態で、❶アピアランスパネルから今設定した「光彩(外側)」を選択し、

❷「選択した項目を複製」を押して、効果をコピーします。

これで溶岩テクスチャの完成です。

必要に応じて、クリッピングマスクをかけて使ってみてくださいませ。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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