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こんにちは、イラレ常人です。
今回は、よくプレゼントの袋や箱に付いている「リボンデコレーション」の作り方を解説していきます。
以前にも違ったタイプのリボンを作っているので、興味があれば、ぜひご覧くださいませ。
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今回のキーワードは「エンベロープ」。
直訳すると「包むもの」です。
エンベロープで包まれたものは、形を自在に変形できます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/f79c5eb853e8a75e59f0206f2a466ee8-1024x576.jpg)
それでは、本編にいきましょう。
リボンの素になる四角形を用意する
まず長方形ツールに切り換え、「30mm」四方の正方形を作ります。
塗りはグラデーション、線はなしです。
今回のグラデーションは、ネットの無料素材サイト「Vector Club」からダウンロードしてきたものです。
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![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/31d715475ab617ffde9e1c4ebef82207-1024x576.jpg)
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そうしたら、この正方形を選択した状態で、下図の手順で「エンベロープ」「メッシュで作成」へと進んでいきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/3862ae83a8299134219703da3d54a291-1024x576.jpg)
下図のようなウィンドウが開くので、行数列数ともに「1」に設定して、OKを押します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/50b188c030df5d86ff99b934a4cc71a2-1024x576.jpg)
ここで1つ、エベロープの設定の確認をします。
下図(1枚目)の手順で「エンベロープオプション」へと進み、マーキング部分(下図2枚目)にチェックが入っているかを確認します。
「アピアランスを変形」にチェックを入れると「線型グラデーションの塗りを変形」にもチェックが入れられるようになります。
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四角形を変形させる
この設定を確認したら、いよいよリボンを作っていきますが、先に流れだけを解説しておきます。
今回作るリボン、一見複雑そうに見えますが、使っている部品は実は3種類だけです。
それがこの部品(下図参照)です。
これらをうまいことコピー・回転させて、リボンの形にしているのです。
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そう考えたら一気に作るのがラクに感じませんか?
ということで、さっそくこれらの部品を作っていきます。
まずは先ほど作ったグラデーションの正方形を3つほどコピーします。
選択ツールの状態で、alt(option)を押しながらオブジェクトをドラッグし、コピーさせたい場所でクリックを離してからalt(option)を離します。
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この操作をもう一度繰り返します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/e09b8934e729d541a5a6722760bfe477-1024x576.jpg)
これで部品の用意ができました。
リボンの部品❶
まずこれ(下図参照)ですが、単純に横幅の長さを少し長くするだけでOKです。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/abd1c42e92acb1a17fceba72f3e9667f-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/0cc10db1870a270330921f05c8f9a9b6-1024x576.jpg)
1つ目終了!
リボンの部品❷
次にこちら(下図参照)を作ります。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/9795314b20797c3243d144cd007089af-1024x576.jpg)
オブジェクトを選択した状態で、下図の手順で「ワープ」「アーチ」へと進んでいきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/7172e4897954f3c6f16e120f3479ffc6-1024x576.jpg)
下図のようなウィンドウが開くので、マーキング部分のように設定して、OKを押します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/8facc8aa0846a286a25888ea1ffbbcc1-1024x576.jpg)
正方形がアーチの形になりました。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/d7909d6e0afd6f3a35f8931392603c04-1024x576.jpg)
因みに、今の変形の設定は、アピアランスパネルから再度開くことができます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/dc9ec8b16ddcbd510569b43a9bf82bd0-1024x576.jpg)
リボンの部品❸
最後にこちら(下図参照)です。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/26cdc0dd1fa75a1c407a0ebd21da26b1-1024x576.jpg)
勘を良い方なら気づくかもしれませんが、これは今作ったアーチの設定数値を真逆に設定するだけで作れます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/d94511e932b67a35c7bbf560bdd8ea1d-1024x576.jpg)
先程と同じように、下図(1枚目)の手順でアーチの設定ウィンドウを開いたら、マーキング部分(下図2枚目)のように設定して、OKを押します。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/5f462514daccd7ef52ea0a87b52c933f-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/8b8251a36bf1be6812fcd9b9e48736c0-1024x576.jpg)
変形させた部品に細かい部品を付け加える
部品の完成まであと一息です。
この2つの部品(下図参照)、見た目はアーチになっていますが、オブジェクトの形自体はまだ正方形の状態を保っています。
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理由はあとで説明しますが、アーチの形に確定させたいので、下図の手順で「アピアランスを分割」を実行します。
これは、「アピアランス」というイメージを確定させる操作です。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/13eb932cb5abd7bad4d577630e1198dc-1024x576.jpg)
これを家で例えると、建設前の家のCGが「アピアランス」だとしたら、建設後の実際の家が「アピアランスを分割」ということになります。
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これでオブジェクトがアーチの形に確定しました。
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そうしたら楕円形ツールに切り換え、この幅(下図2枚目)と大体同じくらいの楕円形を作ります。
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塗りは下図のように設定します。
線はなしです。
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次にダイレクト選択ツールに切り換え、マーキング部分(下図2枚目)のアンカーポイントを選択し、
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/f61c61c54a79bd49fd501838e140d5e9-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/68ee4e7ac9f143365e5d36fd396d5d35-1024x576.jpg)
それぞれを矢印で示した部分(下図1枚目)にピッタリとくっつけます。
このとき、ctrl(⌘) + [ u ]でスマートガイドを有効にしておくと、ピッタリとくっつく場所をイラレが教えてくれます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/f88b6f79d880ebbaa919a8e8095f9c9c-1024x576.jpg)
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/d0757f5bb4a310c9e96a7cef9209c93e-1024x576.jpg)
先ほど、アピアランスを分割させアーチの形に確定した理由がこれです。
アピアランス分割前のオブジェクトはあくまで正方形なので、矢印で示した部分に楕円形のアンカーポイントを持っていってもスマートガイドが反応してくれません。
そのような理由からアピアランスを分割させました。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/244e3c82d7008d67720233c1111e0438-1024x576.jpg)
アンカーポイントの移動が終わったら選択ツールに切り換え、この楕円形を選択し、右クリックで重ね順を「最背面」にします。
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![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/cadc63c67dffe7952ed28975478e1f6c-1024x576.jpg)
もう一つの部品も同じように楕円形を作って、最背面に移動させます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/4fa8ddabe9ca5bd3d851f6ccc90230f8-1024x576.jpg)
これで全ての部品が完成しました。
完成した部品はそれぞれ、ctrl(⌘) + [ g ]でグループ化しておきます。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/71389e9a34c4f1a669506a11e9ea13f6-1024x576.jpg)
部品をコピー・回転させる
そうしたら、あとは超簡単です。
選択ツールの状態で、alt(option)を押しながら部品をドラッグ、コピーしたいところでクリックを離してからalt(option)を離し、コピーします。
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そして回転ツールを駆使して、リボンに見えるように部品を配置していくだけです。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/4db1cb757eb7bae48a16134424b75d7b-1024x576.jpg)
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なかなかうまく行かないというときは楕円形ツールで正円を作り、外周に沿わせる感じで配置していくと良いかと思います。
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また必要に応じて、オブジェクトを選択した状態で右クリックし、重ね順を変更します。
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これでリボンが完成しました。
![](https://irarecreate.com/wp-content/uploads/2022/06/73ec010a8d987841b6d3a76ee3148354-1024x576.jpg)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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